仕事がデキる人の定義は様々ですが、人脈が広くコミュニケーション能力に長けている人を見ると「あ~、あの人は仕事が出来る人だな~」と思えませんか?人脈を築き様々な人とコミュニケーションを取る武器として、丁寧で正しい言葉遣いが出来る人は好感が持たれますのでとても大切なスキルの1つです。
今回は、仕事がデキる人と思われるビジネスマナーのうち、言葉遣いにピックアップしていこうと思います。
ビジネス敬語の種類について
ビジネスマナーの言葉遣いとして、「ビジネス敬語」は欠かせません。
ビジネス敬語の種類は、下記の3つに分類されます。
①尊敬語
→動作主に対して尊敬の気持ちをあらわす表現の言い方です。
(例)お仕事・ご家族・御社・おっしゃる・召し上がる・なさる・お帰りになる・ご覧になる 等々
②謙譲語
→自分をへりくだった言い方で相手への敬意をあらわす表現の言い方です。
(例)弊社・手前ども・お目にかかる・いただく・拝見する・ご招きいただく、お喜び申し上げます・お持ちする 等々
③丁寧語
→話し手が聞き手に対し敬意を表して丁寧にいう言い方です。
(例)~です・~ます・~でございます・お暑い・ごほうび 等々
そういえば、義務教育で学んだ「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」ですが、ビジネスの場でまた使う事になるとは思いもしなかったと思いますが、ビジネスの場では、ビジネス敬語は最重要なビジネススキルです。
ビジネス敬語の使い分けルールについて
敬語には、3種類(尊敬語・謙譲語・丁寧語)ありますが、ビジネス敬語には日常的に使う敬語とは少し異なった独自ルールがあります。
そのルールを大きく分類すると下記の5つの通りです。
①社外の人に対してはすべて敬語を使う。
②社外の人と話す際に、自社の社員の事を言う場合はたとえ上司であって敬語は使わない。
③社内で会話する場合、上司や先輩に対しては敬語、同僚には丁寧語を使う。
④社内外に関係なく、自分の肉親の事を話す場合は敬語を使わない。
⑤他社やお客様の事について話をする場合は、どんな場合でも敬語を使う。
結局のところ、誰に対して敬意を払うのかによって、使う敬語が異なってくると覚えておけば迷う事はないと思います。
依頼する時のビジネス敬語の使い方について
社内外の人に対して何かを依頼するシーンというのは数多くありますが、ここで今までのビジネス敬語だけだと少し不十分で、一方的なただの命令形なってしまいがちとなり、もしかすると反発を買ってしまい関係がギクシャクしてしまうかもしれません。
そこで、依頼する時のビジネス敬語は、「疑問形の敬語」に変換するといいでしょう。
たとえば、
「こちらにご入力いただけますか?」「少々お待ちいただけますか?」等々
疑問形にする事により、相手の意向を伺う意図が込められているので相手の同意を得やすくなります。ちょっとした事なのですが、ビジネスの場ではよく使うビジネスマナーの一つなので是非覚えておいた方がいいでしょう。
ビジネス敬語プラスαの細かなテクニックについて
丁寧かつ正しいビジネス敬語の使っていたとしてもそれだけでは不十分で、プラスαの細かなテクニックが必要です。
そのプラスαのテクニックのうち、大切なものを以下にピックアップしました。
話す時はハキハキと!
たとえ話す内容が優れていても、声が小さくボソボソ話していると自信がないのかな?と受け取られてしまいです。
円滑な関係を作る「クッション言葉」を使いましょう!
唐突に話を切り出すのは、上司や取引先はもちろんの事、同僚や部下に対してだって失礼になります。そこで、活躍してくるのは「クッション言葉」です。
クッション言葉とは、文字通りクッションになる言葉で、話を切り出す前に付け加える言葉の事で、例えば「申し訳ございませんが~」、「失礼ですが~」等々です。
お礼やお詫びをいう際には、きちんと理由を添えましょう!
ただ単に、お礼やお詫びだけを伝えるだけでは、十分な誠意が伝わりません。
そこで、理由を添えることで、理由が明確になるので心からのお礼やお詫びの気持ちが伝わること間違いなしです!
ビジネスマナーで最重要な「ビジネス敬語」のまとめ
これまで「ビジネス敬語」について説明してきましたが、ビジネスの場だけでなく生活する上でも言葉遣いはその人の人格を表わすものです。話している内容は同じでも、丁寧で正しい敬語を使えないと自己中心的な人だとか、相手への配慮に欠ける人だなと悪い印象を与えてしまうでしょう。
こんな事にならないように、あなたも敬語を上手に使って、良好で円滑なコミュニケーションをはかりビジネスで成功を収めてください。
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